秋の発表会に向けて、みんなで曲えらび!
当ピアノ教室(上大岡)では、毎年秋に発表会があります。
発表会の4か月くらい前になると、発表会で弾く曲を探し始めます。
ピアノを始めたばかりの小さい生徒さんは、きらきら星や童謡など、親しみのある曲が人気です。「この曲はどうかなあ?」と何曲か弾いて聴いてもらっていると、ある曲の時に、ぱっと笑顔でいっぱいになります。すぐにお気に入りの曲と伝わってきます。こうして、発表会の曲が決まっていきます。
小学生以上の生徒さんは、自分の中のテーマに合う曲を選んでいきます。例えば、通常のレッスンで弾いてきた作曲家の曲が気に入って、「発表会は、ベートーベンの作品にする!」とか「学校でサウンドオブミュージックをみて、とてもよかったから、その中からがいい!」という感じです。
私も、なるべくみなさんの希望に合い、技術的にも成長できる曲を探していきます。
また、「こんないい曲があるよ」と弾いてみて、おすすめすることもありますが、曲はとても気に入ってくれても、楽譜を見るなり、「長いし、絶対むりー!」なんて言われてしまったりします。それでも、少しずつその曲のレッスンを続けていくと、「あれ、意外とできる」と感じてくるようです。だんだんと家でのピアノを弾く時間も増えて、「メトロノームを使ってやってきたよ」とか「ここが出来ないの」と、にこにこしながら教えてくれます。そんな様子を見て、「この曲をおすすめしてよかったな」と私もほっとします。
発表会をきっかけに、自分のレパートリーをどんどん増やして、ずっと音楽を続けていけるようになってほしいです。